
5月8日から5月12日までの1週間は、私の子供たちの学校では ”Teacher Appreciation Week” という、「先生に感謝の気持ちを伝える週間」がありました。学校行事としては日本の学校にはない行事だと思いますが、日本でも10月5日は、「教師の日」になっているようです。
Teacher Appreciation Weekは、第32代大統領フランクリン・ルーズベルトのファーストレディであるエレノア・ルーズベルトが、教師の頑張りをたたえるために始めたのが最初といわれているそうです。そんなTeacher Appreciation Weekは、毎年、学年末の5月になるとやってくる、アメリカの学校ならではの年中行事となっています。
中高生になるとあまり大々的には行いませんが、小学生の間は、学校あげてのイベントです。
”Teacher Appreciation Week” の前の週に学校からお便りをもらってきて、”Week” とあるので月曜日から金曜日まで、曜日ごとに伝える方法を変えながら先生への感謝の気持ちを表す、とってもユニークな学校行事です。
お便りには、例えばこんな感じで1週間のテーマが書かれています。
まず月曜日は、お花の日。先生の好きなお花を持って行って感謝を伝える日です。
火曜日は、スナックの日。先生の好きなお菓子を持って行って感謝を伝えます。
水曜日は、先生に感謝を伝える日。直接先生に感謝の気持ちを伝えます。
木曜日は、カードを渡す日。アメリカはカード文化で、今でもいろんな行事でカードを書いて渡します。もちろん!Teacher Appreciation Weekでも、先生に感謝のメッセージを書いて渡します!!
金曜日は、先生の好きな色の日。先生の好きな色を着ていく日です。
Youtubeで、Teacher Appreciation Week がどんなものなのかを紹介していますので、ぜひご覧になってくださいね。

このように、1週間を通して、先生や学校のスタッフに感謝の気持ちを伝えます。毎日違ったテーマで親は大変ですが(汗)、子供たちは毎日何かしらのギフトをもって学校へ行きます。また、保護者も先生の日ごろのサポートに感謝をして、PTA主催で先生方へ朝食やランチを振るまい、労をねぎらいます。
一日の大半を学校で過ごす子供たちにとって、勉強はもちろん、たくさんのことを教えてくれる先生方が、働きやすい環境であることが、先生もHappy=子供たちもHappyになりますよね。また、子供たちも感謝を伝えることで、先生に対して “Respect” 敬意を払って接することを学ぶ、とても良い機会だと思います。
“Because I Had a Teacher” という本は、私のお気に入りで、みなさんにもぜひ親子で読んでほしいと思う一冊です。先生はどんなときも味方で見守ってくれている、とっても素敵なお話です。

教師のお仕事って、本当に、本当に大変な仕事だと思います。日々、生徒と向き合いながら、子供たちの未来を作ってくれている先生に、ただ一言「ありがとう」という言葉が、先生には何よりも元気の出る、魔法の言葉かもしれませんね。
Happy Teacher Appreciation Week!!!
Chiaki