Open House(アメリカの学校生活を知ろう)

日本の学校は、4月から新学期ですね。入学、進級をされたみなさん、おめでとうございます!

アメリカの学校は、8月、9月が新学期となるので、4月では学年末になってしまいます。学年末になると、年に1度、生徒の保護者や地域の方々が、日頃の学校生活を見学することができる、Open House(オープンハウス)という学校行事があります。各学年、各教室を回り、子どもたちがどんなことを学んでいるのかを知る、とてもよい機会です。日本の授業参観とはちょっと違い、授業は見ることができません。学校見学会といったところでしょうか。自身の子どものクラスを見学することはもちろん、次に進級する学年も見学することができ、次学年ではどんなことをしているのか、様子をうかがうことができて、次に向けての心構えができるので、とても良いです。 アメリカの学校はK-12といって、キンダガーデン(幼稚園)から12年生(高校)までが義務教育になり、小学校、中学校、高校のそれぞれでOpen Houseの機会が持たれます。

私の5th Grade(小学5年生)の息子が通っている小学校では、今年ようやく対面でのオープンハウスが開催され、約2年ぶりに保護者は校舎の中へ入ることができました。

では、5th Gradeの生徒がどんなことをしているのか、ちょっと覗いてみましょう!

まずは、クラスの入り口で、担任の先生が出迎えてくれます。先生にあいさつを済ませたら、クラスの中へ入り、子どもの席へ。

Kindergarten(キンダガーデン)や1st Gradeなどの低学年のクラスでは、作文や工作、授業で使うノートなどを自分の机に並べてあるのですが、5th Gradeでは、Chromebookのみが机に置かれ、オープンハウスのために生徒自身がGoogle Slidesで作成したスライドショーで、最初にプレゼンテーションをしてくれました。

アメリカの学校では、よくプレゼンテーションをしますね。低学年の頃は、“Show and Tell”といった、自分がクラスメートに披露したいもの(例えばお気に入りの本やぬいぐるみなど)を学校に持っていき、クラスで紹介するというような機会があります。これも1つのプレゼンテーションですよね。小さいころから、ちょっとずつみんなの前で発表する練習をしているようです。

また教室内には、壁いっぱいにReadingやWritingなどのヒントが貼ってあったり、生徒のアートやエッセイなども貼られていて、ここでも子どもたちの成長もうかがうことがでます。息子のクラスでは、担任の先生の提案で、Artの時間に「葛飾北斎」の絵をまねて描いていました。そして、クラスメートの名前を1人ずつカタカナで書いてあげてたら、クラスメートがとても喜んでいたそうです。ちょっとした、異文化コミュニケーションもでき、日本のことも紹介できる機会をもてることは、とても素晴らしいことですね。クラスの風景も垣間見えて、とってもいいです。

それから、教室内には本読みのスペースが各クラスに設けられていて、それぞれの先生が生徒のために工夫を凝らし、Readingスペースを作ってくれています。それくらい、Readingがとても大切だということが、見学することでよくわかりますね。

Open Houseは、子どもたちが、自身の学校やクラスを案内したり、学習の過程を説明したりして、「わたしは、こんなことをしていてすごいでしょ!!!」って自慢する、そんな日なのかなと個人的に思っています。だって、自信に満ち溢れている子どもの顔を見ると、成長を感じられずにはいられません。

みなさんも少しだけ、日本の学校とはちょっと(いや、かなり?)違う、アメリカの学校生活を一緒に見学してみてくださいね!

From Chiaki

投稿者: Learning Experience

大阪府吹田市を拠点に、幼児・小学生からのオンライン英語教室を運営しています。

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